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日本人の現金思考は変わる?キャッシュレス決済を止められない理由

Cashless この記事は約 6 分で読めます。

日本人の現金思考は強いといわれていますが、国内でキャッシュレス決済が普及しない理由とは?それでも将来的にキャッシュレスの流れを無視できない理由もあります。今回はそのあたりの内容を説明します。

キャッシュレス化の現状

2016年頃のデータを見ても日本のキャッシュレス決済の比率は約20%です。一方で韓国やスウェーデンは約97%、中国も約70〜80%、アメリカ約50%、イギリスも約70%ともいわれています。

 

キャッシュレス決済といえばクレジットカードでの決済を思い浮かべる人も多いと思いますが、世界中で急激に拡大している決済手段はおもに電子マネー、QRコード決済です。

 

例えば中国ではウィーチャットペイやアリペイといった決済サービスが普及し、屋台でもQRコード決済ができます。

 

クレジットカードの場合、お店側が決済端末を用意する必要がありますが、決済用のQRコードを紙ベースで印刷してお店の前に掲げるだけでいいので、導入のコストもカードに比べると安いのも背景にあるのかもしれません。

キャッシュレス QRコード 普及しない理由

ただし、電子マネーは日本でも既に導入されていますし、QRコード決済もLINE Payなどが普及に向けて取り組んでいるようですが、なかなか普及しないのも事実です。

日本でキャッシュレス決済が普及しない理由

ではなぜ電子マネーやQRコード決済があまり普及しないのか。

  • 現金決済で十分事足りている
  • 現金を持ち歩いても基本的には治安的に安全で偽札の流通も少ない
  • 現金そのものが汚染されているリスクも少ない
  • 銀行やコンビニなどに無数のATMが設置されており、簡単に現金を引き出せる
  • キャッシュレス決済の場合、手数料がお店側に発生するので、導入しないお店も多い
  • 電子マネーの数が多すぎて複雑
  • お金の流れが分かりにくい

 

いろんな理由があると思いますが、このような理由があるのかなと思います。

 

私も日頃感じていますが、電子マネーの数が多すぎます。

 

iD、エディ、nanaco、WAON、ICOCA、Suica、QUICPay、PASMOなど、流通系、交通系、◯◯系などと一括りにされることもありますが、種類が多すぎて「結局どれを使ったらいいの?」と調べるのも面倒くさくなって、結局現金かクレジットカード決済になってしまいます。

  • 通常の買い物はiD
  • スーパーに行ったらWAON
  • コンビニはnanaco
  • 電車はSuica

などときっちり使い分けている人もいますが、それぞれで発生するポイントはどうしても分散してしまいますし、全体のお金の流れが見えにくくなってしまう問題も起こりますね。

キャッシュレス化が無視できない理由

ほら見ろ!やっぱり現金が一番やろ、キャッシュレスなんてやってもデメリットしかないやん!といった声が聞こえてくるかもしれませんが、このような問題、デメリットがまだまだあるとはいっても、キャッシュレスの流れは止められないと思います。

 

人手不足で倒産する企業も増え始めていますし、そうなると生産性を高める手段としてキャッシュレスを活用するところが増えるかもしれません。

 

「現金お断り」の店舗実験では、1店舗当たり月額20万円程度の節約になるというシミュレーションもあるようですし、決済手数料よりも人件費削減、効率化のメリットが上回れば・・・って感じですね。

 

AmazonGoのような無人のコンビニや電子マネーオンリーの飲食店や販売店も増えるかもしれません。

 

効率化、コスト削減は銀行もそうです。

キャッシュレス 無視できない理由 銀行 ATM 決済

すでに、メガバンクなどの銀行業界では、自前のATMをどんどん廃止して、ATMにかかる経費を削減しようという動きがあります。通帳も廃止してオンラインに移行、銀行支店の業務も縮小して、支店そのものの数も減らす流れも加速し始めています。

 

「いつでも現金が引き出せる環境」が今後変わる可能性もあるわけです。

 

「キャッシュレス決済の場合、手数料がお店側に発生する」デメリット解消のため、例えばLINE Payが決済手数料を3年間無料にするプランを出すなど、まずはインフラづくりをしようとしています。

 

2020年には東京オリンピックもあり、今以上に日本を訪れる外国人は増えると予想されており、政府もキャッシュレス決済の環境構築に力を入れています。

 

自分の国では当たり前にキャッシュレス決済が使えるのに、日本に来たら現金を用意しないといけない・・ってなると「不便だな〜」と思われるからです。

 

それに政府にとってもキャッシュレス決済が進むことでメリットがあります。

 

例えば税金の徴収。現金では不透明な部分も多い決済の流れがはっきり見えるようになり、マネーロンダリングや脱税の取り締まりもしやすくなります。

 

現金の維持管理のコストも下げられる、お金の流れが今よりも分かりやすくなるといったメリットが多いわけなので、国としてもキャッシュレス決済をもっと進めるでしょうね。

多すぎるキャッシュレス決済ツール

そうはいっても、さきほど少しとりあげたようにキャッシュレス決済の手段が多すぎるのも問題です。

  • QRコード決済:LINE Pay、Origami、楽天ペイ、Apple Pay、Google Pay、Amazon Payなど。
  • 非接触型ICカード:Suica、ICOCA、PASMO、おサイフケータイなど。
  • 暗号通貨決済
  • クレジットカードやデビットカード:従来のカードだけでなくスマホに搭載して決済することもできる。
  • 各種電子マネー

ここのお店はカード使えるけどQRコード決済は使えない、あそこはカード使えないけどQRコード決済使える・・・みたいな感じで、「よく分からない」のも大きな問題ですね。

今後はどうなる?

様々な問題もあるキャッシュレス決済ですが、

といった声が聞こえてくるかもしれませんが、このような問題、デメリットがまだまだあるとはいっても、キャッシュレスの流れは止められないと思います。

 

どんなに叩かれても、効率化や利便性には勝てないからです。

  • 銀行の支店やATMの減少で現金の引き出しがしにくくなる
  • 現金とキャッシュレス決済で露骨に価格の差を打ち出す
  • 高速道路のETCみたいにキャッシュレス決済専用レジを導入

現金払いに対するペナルティを課せば、嫌でも生活スタイルを変えなければならなくなる可能性もあります。

 

消費税も10%に上がるみたいですし、例えば「キャッシュレス決済の人は消費税分のポイントを付与します〜」なんてことになれば、同じ商品やサービスを買っても差が出てきます。

 

損をするのは嫌という人は多いと思うので、これを機にキャッシュレス決済にしてみるか・・なんてことになるかもしれませんね。

 

多すぎるキャッシュレス決済ツールがいきなりひとつに統一されるなんて可能性は低いと思いますが、普段現金払いでキャッシュレスとは無縁の場合でも、今後どう変化していくのか、情報収集はしておいたほうがいいのかもしれません。

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